インプラント治療と歯の神経の治療(根管治療)

インプラント治療と歯の神経の治療のどちらの治療で悪くなってしまった歯を蘇らせるかということは治療の難しさと時間が歯科医にとっては問題であり、患者さんにとっては、治療の費用と時間が考慮する点となります。
インプラントの治療は、当クリニックでは、このような場合、5分から10分で終わります。かたや、歯の神経の治療は約4時間かかります。
費用は、歯の神経の治療がほぼ半分です。時間的にも治療の難しさからも、インプラント治療のほうが良い点が多いのも事実ですが、自分の歯を残すことは、たとえ時間がかかってもよいのも事実です。しかし、実際に、この治療を成功させるのはかなりの高度な技術が要求され、そのために、アメリカでは歯の根の治療の専門医(Endodontist)がいて、その治療を行っています。


(術前のレントゲン)
矢印の先(丸い黒い影)に歯の根の歯根のう胞と呼ばれる病気が見られ、歯の根の中には以前に治療を受けた際に破折した金属が詰まっており、抜歯をするしかない状態でした。
また、その隣のインプラントも同じく約12年前に治療を受け、現在、問題なく人工歯根として機能し、また、これからも同じように第二の永久歯として役立つことから考えると、保存できないとおもわれる歯を抜いて、インプラントで治療することも今日ではよい選択といえます。


(術後半年のレントゲン)
歯根のう胞が消失に、骨が再生しており、抜歯をせずに自分の歯を残すことができましたが、これから先は、インプラントも自分の歯も同じ歯として噛めるようになります。

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