審美歯科治療を行うにあたり、単なる見た目の改善をするだけの治療は、本来の歯科治療と大きくかけ離れた治療になってしまします。
そのために、歯科治療の本来大切な部分をきちんと行ったうえで、より若々しく美しい歯科的健康を取り戻すことが、審美歯科本来の治療になります。
そのため、まず先だって、きちんとした、虫歯治療、根管治療(歯の根の治療、歯の神経の治療)を行ったのち、咬み合わせの治療による咬合の回復を行い、そののちに、最終の審美的な口元(歯並び、歯の色の調和、スマイルラインなど)を仕上げていきます。
精密な検査をして、きちんとした基礎治療を含む、治療計画を立てて治療を進めます。
基礎治療のための仮の歯をきちんといれて治療を進めることで、治療期間を短縮することができます。
最初に入れる仮の歯も、すでに治療計画に沿って作成された、最終治療の咬み合わせをイメージしたものを装着して、それをつけ外ししながら治療を進めます。
この時のメリットとしては
- 仮の歯をつけ外ししながら治療を行うことで、根管治療中の歯を術中、術後感染から守るため、根管治療術中のラバーダム以上の効果があり、根管治療の成功率が上がります。
- 治療期間中も、日常生活にきたす支障を最小限にします。
- 歯周病治療がしやすくなります。
- 治療期間中に、咬み合わせが回復しやすくなります。
- 最終の歯の形を決めやすくなります。
治療中、数回、仮の歯を作り変えて、仕上げに近づけていきます。
基礎治療、咬み合わせ治療が終われば、最終の審美歯科治療で仕上げます。