一口腔一単位の治療によるインプラントの必要性

インプラント治療が歯科治療において、患者さんのQOL(クオリティーオブライフ)の向上の立場から、非常に有効な治療方の一つであるという認識は患者さんと歯科医の双方における共通の認識になってきていると思います。

しかしながら、その治療方の選択は、適切な検査診断のもとに行われる必要があることは、患者さんと歯科医の双方が、より深く理解し合わなければなりません。

そのためには、歯科医にとっては、より適切に診査、診断するために、患者さんにとっては、それをわかりやすく説明してもらうためのものとして、歯科の精密な検査が必要になります。


紹介で転医してこられ患者さんの術前の状態

術前のレントゲン

歯が悪くなるたびにインプラントの治療が必要になるこの患者さんの状態と、当クリニックの一口腔一単位の治療を受けた患者さんの治療後の予後の状態のちがいに興味をもたれ来院されました。
当クリニックでは、専門家が考える良い治療と、患者さんの希望を取り入れた治療と、その他の年齢、や体の状態、生活のことなどを考え、さらに良い治療法を決めていきます。


術前診査模型


術後治療計画模型


診査の上で、残せない歯であり、なおかつ、残そうとすることで、周りの歯も余計に悪くなったり、歯の保存と同時に骨の保存の立場から、良くない歯であると判断される歯は取り除く必要がある時があります。
しかしながら、そうなっても困らないように考えるのが歯科医の専門性になります。

逆に診査のうえで、インプラントの必要が全くなかったり、歯を十分に再生させることができる治療も歯科医の専門性になります。
(インプラントの横の歯も根っこから腐っていましたが、これは、当クリニックの根管治療(歯内療法、endodontic treatment, root canal treatment)で歯を抜かずに残せるだけでなく、インプラントにする必要がないよう、患者さんの大切な歯を再生させます。

真黒に腐っていた歯の根を根治治療しました。


比較的若い患者さんなので、数十年先の術後管理もしやすいように考え治療しています。

 

京都 北山吉川歯科クリニックのインプラントについては、当クリニックのインプラントHP、または治療ブログのカテゴリーからインプラントを参照してください。

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